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Matterportについて

メタバースやVRという言葉が一般的になりました。
各業界でもVRを利用した集客戦略やサービス、企業ブランディングが活発化しています。
その中で、弊社が基本システムとして採用しているMatterportについてもご存知の方が増えてきました。
しかし、その可能性や拡張性については、まだ広く認知されていません。
ここでは、Matterport社や、基本システムについて説明いたします。

Matterport社

Matterport社はカリフォルニア州に本社を置く企業です。
3D空間スキャンカメラの販売や、現実世界の写真をVR空間に再現するソリューションの提供を行う企業です。
日本にも支社が置かれています。
独自の3Dスキャンシステムを開発することで約4,800万ドルの資金調達に成功しており、2021年にはNASDAQに上場しています。
このサービスは世界中で利用されており、弊社はそのスキャンサービスのパートナーとして基本システムを更に改良したコンテンツを国内で販売しております。

基本システム

Matterportシステムの主な機能は以下の6点です。
・4K画質で表現する空間をシームレスに移動
・写真や動画ではない、3Dでの見せ方
・閲覧をサポートする編集機能
・空間内の測量システム
・PCやスマホで簡単表示(アプリ等は不要)
・閲覧数レポート
弊社では、これに改良機能を導入することで更に高品質なサービスを提供しています。
では、上記の5つの機能について説明いたします。
Matterportの操作画面をキャプチャしたもの

4K画質で表現する空間をシームレスに移動

VRコンテンツに関して、画質はひじょうに重要な要素です。
画像はモデルハウスのデータをスクリーンショットしたものですが、実際に近い質感・色味で空間を表現します。
さらに、パノラマ上の画像を形成する際に起きやすい歪みもほとんど感じさせません。
人の目に近いような、臨場感のあるコンテンツを制作できます。
赤外線を照射して空間そのものをキャプチャすることでできる「立体図」

写真や動画ではない、3Dでの見せ方

コンテンツは、空間を「平面」「立体」「通常視点」から見ることがかのうです。
とくに「平面」と「立体」については、単なるパノラマ写真ではなく、空間をキャプチャしてWEB上に表現する「デジタルツイン」機能ならではのものです。
建造物の構造や設計コンセプトなどが伝わる、重要な機能です。
弊社ではモデルハウスのVR化のご依頼を多くいただきますが、これは写真では伝えられない構造の良さをアピールするのに最適なコンテンツだからだと言えます。

閲覧をサポートする編集機能

作成した3Dデータは、使用目的に合わせて編集を行います。
代表的なものとしては、「タグ」と「ハイライト」があります。
そのほかの機能については、別記事をご参照下さい。
栃木県・安住神社様
写真にあるように、空間内には解説のためのタグを設置できます。
このタグには、
・テキスト
・画像
・動画
・URLリンク
を設置できます。
弊社の編集システムでは、ここにCGデータなども挿入できますが、今回は割愛します。
VRデータの用途は業界によって様々です。
観光地であればアクティビティの魅力を、不動産業界であれば居住環境を、VR店舗であれば商品情報をPRできます。
更にそこから予約ページや購入ページにリンクさせることで、意欲が高まった状態で購入を検討してもらう事ができます。
静岡県・浜松市楽器博物館
続いてハイライトですが、これは画像の最下部にある画像にリンクを設置する機能です。
大きな施設の場合、「見せたい場所」を効率的に紹介する事が重要になります。
画像をクリックすると指定の場所に移動できるだけでなく、再生機能を利用すればガイドが案内してくれるように施設を巡ることができます。
モデルハウス内を測量

空間内の測量システム

空間を測量してデータを形成するため、コンテンツ内での測量が可能です。
これも単なるパノラマ写真にはない機能です。
精度99%の測量機能は、とくに不動産業界の方に評価をいただいています。
VRで内覧した家に、冷蔵庫や家具が搬入できるのか、ベッドのサイズはどれくらいが妥当か、コンテンツ内で完結するため社員の負担を軽減する事にも繋がります。

PCやスマホで簡単表示(アプリ等は不要)

コンテンツの閲覧には、専用アプリや会員登録は不要です。
コンテンツには固有のURLが発行されるので、HPをはじめSNSやQRコードで活用できます。
もちろん、VRゴーグルでの閲覧も可能です。
不動産業界では、問合せに対して候補となる物件のVRを数件紹介することで成約率が向上したとのお声もいただきます。
メールなどでURLを送るだけで、消費者も家族で内覧が可能になるため、家族での利用が多い施設などはとくに効果的です。

閲覧数レポート

コンテンツの閲覧数を確認することができます。
WEB戦略に関してひじょうに重要な費用対効果のご確認にご利用ください。
弊社では、毎月月初に閲覧数のご報告を行っています。

なぜVRで見せるべきなのか

画像や動画も優れたコンテンツですが、なぜVRで見せることに意味があるのか、別ページで説明をさせていただきます。
大まかにいえば、
・VRは圧倒的に情報量に優れたコンテンツ
・コスト削減・業務効率化
・他者と差別化した革新的なPR方法
・顧客満足度・決断スピードの向上につながる
といった点の説明になります。

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